戦略を組む前に、自社と市場を一度ぜんぶ書き出します。ここは発散だけ。整理はしません。書いた内容は「書いて終わり」にせず、この後の全体方針・登録・AIの壁打ちに繋がります。
内部(自社の強み・弱み)と外部(市場の機会・脅威)を、思いつくまま挙げてください。
会社の方向を、5つの軸で振り切って宣言します。「どちらもそこそこ」ではなく、寄せる。ここで決めた方針が、この後のセル判断で「なぜそのセルを捨てられるのか」の土台になります。
特に大きく振った軸について、その理由を書いてください。この宣言文もAIの壁打ちに渡り、下流の問いを具体にします。
マトリクスの行と列になる、商品群と顧客セグメントを登録します。入力欄は空から始めます。切り口の例は参考までに畳んであります——コピーせず、自分の言葉で切ってください。
役割(現在)は主力/利益/入口/準主力/補完/その他から選べます(説明は選ぶと出ます)。時間軸(将来)=育てる/維持/撤退。両方そろって初めて「意思のある接続」になります。
セグメントは自分の言葉で切ります(地域・チャネル・深さに限りません)。「取引の深さ」で切るなら、取引額ではなく「その石材店の販売力を自社が育てられるか(育成可能性)」で測るのが一つの手です。エンド(施主・寺院)が見えるほど、後の空白セルの判断精度が上がります。
商品群×顧客セグメントの接続を、商品起点で組みます。「この商品群を、どの顧客セグメントに当てているか/当てたいか」を埋めてください。各セルはタップで「なし → 弱い → 主力」と切り替わります。
「選ぶ・捨てる」が生まれるのは、空白・過密・不整合の3種類のセルです。アプリはこれらの"候補"を印で提示しますが、分類を確定するのは経営者です。機械は見落としを防ぐだけ、判断は人が下します。
分類した重要セル(過密・空白・不整合)に、代表となる石材店を1〜2社、実名で紐づけて検証します。全部の顧客ではなく、代表性で確かめる。具体の顧客で見ると、セグメント(平均の世界)が隠していた事実が出ます。
検証で「セグメントの切り方が違った」「深さの規定要因は価格ではなく供給安定だった」など気づいたことを記録します。これは最上流のSWOTや軸の見直しに繋がります。
戦略の本質は、全部を均等に狙わないと決めることです。捨てるセルを明示できて初めて戦略になります。ここまでの各セルの意思決定を一覧で確かめ、捨てる場所がはっきりしているかを判定します。
意思決定はセル判断(④)で設定します。ここは確認と、捨てる判断の理由の最終チェックです。変更が必要なら ④ に戻ってください。
ここまで決めた戦略が、数字として成立するかを確かめます。まず利益から必要売上を逆算し(利益が先、売上は結果)、その売上を「攻める・深掘る」と決めたセルに構成比で割り付けます。捨てたセルは自動でゼロです。
前年実績を起点に、まず今年の目標利益を置き、利益率の方針から必要売上を逆算します。単位は揃えてください(例:百万円)。
「攻める・深掘る」と決めたセルに構成比(%)を入れます。金額は自動換算されます。捨てたセルは割り付け不可(グレー)。各セルには前年構成比からの伸び率が出て、過大なら赤で警告します。
最後に、ここまでの戦略を通しで見ます。各画面のAIが「その場」を問うのに対し、ここは全体を俯瞰し、方針と選択・捨てる判断と数字・SWOTと戦略が噛み合っているかを突き合わせます。